「家は人生で一番大きな買い物」とよく言われるように、注文住宅の建築は大きな投資であり、多くの人にとって一生に一度の大事業です。そして「家は3回建てないと理想の家にならない」もよく聞く話です。しかしながら多くの人にとって家づくりは1回きりであり、1回で満足いく家を建てたいもの。そもそもなぜ、住まいを建てた後に後悔するのか・・・それはズバリ、実際に住んでみないと分からないことが多いからです。だからこそ、注文住宅を建てた方がどんな点を後悔・失敗したのか前例を多く知ることは、建築前の重要なポイントと言えます。よくある先輩方の失敗例を知り、ご自身の家づくりに存分に活かしてください！

失敗事例１：収納スペースで後悔

・収納が足りず、後から市販の収納棚を買い足した。
・屋根裏にたくさん収納しようと空間を作ったら、ハシゴを登って取りに行くのが面倒で使わなくなった。
・生活を始めると玄関に置く傘、ベビーカー、自転車、掃除道具などが増え玄関収納の重要性を感じた。
・リビングに大きな窓を設置したら、壁面収納のスペースがなくなった。さらに暑くて寒い。
・キッチン収納の奥行きが深すぎて、奥のものを取り出すのが面倒な収納になってしまった

失敗事例2：間取りで後悔

・抜き抜けのある明るいリビングにしたのに、冷暖房の効きが悪く後悔している。
・玄関近くにトイレがあり、においや音が気になってしまった。
・洗濯家事の動線が長く、1階２階の行き来がしんどい。
・家具や家電製品の位置を考慮せずにコンセント位置を決めたら、延長コードだらけになった。
・寝るだけなので狭くて十分と思った寝室で圧迫感を感じあまりリラックスできない。

失敗事例3：設備で後悔

・憧れのアイランドキッチンでしたが、リビングに料理の臭いが広がるのでクローズタイプのキッチンにすればよかった。
・キッチンの高さが身長に合ってなく、大きなストレスになっている。
・ウッドデッキを設置したのに、道路から丸見えで結局使わない空間になってしまった。
・お風呂場でリラックスしてテレビを見られるよう浴室テレビを付けたのに、実際はほとんど見る機会がなかった。

失敗事例4：屋外での後悔

・駐車場を狭く作ったら、後々大きい車が欲しくなったが駐車場に入らずに後悔した。
・せっかく庭を造ったのに、草むしりが大変すぎてコンクリートにしてしまいたい。
・見た目重視でカーポートは不要だと思ったが、子どもが出来てその重要性を知った。
・外構工事の見積りをきちっと取ってなかったので結局予算オーバーとなった。
・外構工事を別の会社に頼んだらスケジュールが遅れる、面倒は増えるはで後回しになった。

失敗事例5：お金で後悔

・もっと住宅ローンの変動金利・固定金利などを勉強して選択すべきだった。
・地盤調査をしてみると地盤改良工事が必要な土地であると発覚し、想定外な出費となった。
・建てたときは頭になかったが住宅を手放すときになって、資産価値が高い家づくりにしておけばよかったと後悔した。
・断熱材や窓は費用を惜しまないこと。寒いし暑いしなにより光熱費が大問題。
・税金や保険料など、建てた後もかかってくる費用を考えていなかった。

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