住まいづくり 2024-06

住宅ローンの審査ってどんなこと?

マイホームを購入する際、多くの方が利用する住宅ローン。住宅ローンを組めば、手元にある資金だけでは購入が難しい高額な家を買うことができ、理想とする暮らしを実現することが可能です。利用するのが当たり前のように思いがちですが、全ての人が利用できるとは限りません。実際にお金を借りるには、借入金融機関の「事前審査」と「本審査」の2つの審査をクリアしなければなりません。本記事では住宅ローンがどのような審査が行われるのかを紹介します。

住宅ローン審査の基準

住宅ローンの支払いは30年を超えるパターンもありますので、返済計画の現実性が問われます

■年齢

金融機関や商品にもよりますが、多くの銀行では完済時の年齢の上限を80歳としています。仮に35年ローンだとすると、借入時の年齢は44歳が上限になります。ただ会社員には定年退職がありますので、40歳以上になると審査が厳しくなる傾向があるようです。

■健康状態

ほとんどの住宅ローンでは、団体信用生命保険(団信)の加入が融資条件となっています。団信とは、契約者が万が一の際に、保険金によってローンが支払われる保険のこと。団信は生命保険のため、加入するには病歴などの健康状態を告知しなければなりません。

■勤続年数

安定した雇用状態は、返済能力を示す重要な指標となります。短期間で転職を繰り返している方は、収入が不安定になる可能性が高いと判断されるため信用を得るのが難しく、融資のハードルが上がります。

■物件の担保評価

住宅ローンでは原則として、購入物件そのものが担保となります。もし契約者がローンを返済できなくなったときに、物件(土地や建物)を売却して返済に充てるためです。金融機関は融資を行う前に、購入予定の物件が適切な価値を持つかを評価します。よって銀行はその価値以上に融資をすることはありません。

■年収と信用情報

収入と返済能力は、住宅ローンの審査において最も重要な要素の一つ。金融機関は、安定した収入があり、借入額に対して適切な返済計画を立てられるかどうかを確認します。また、マイカーローンや学資ローン等の借入や支払いの状況、クレジットカードの利用履歴などの「信用情報」もチェック対象となります。

 

住宅ローン審査に通るために

住宅ローン審査に通らない理由はいくつかありますが、ケースバイケースであり、明確に断定できるものではありませんが、審査に響くと考えられる主な理由を紹介します。

まずは借入希望額が年収に対して過大であること。無理な金額を申請せず、借入額を現実に見合った範囲に抑えましょう。一般的には年収の25%~30%が年間返済率の平均と言われています。住宅ローンは、借入金額が高いほど審査が厳しくなるもの。自己資金(頭金)を増やすことで借入金額を減額することができれば、年収に対する返済率も下がります。金融機関としては収入に対して余裕のある返済額であると認識できるため審査も通りやすくなります。

次に、信用情報の改善も大切です。クレジットカードや他のローンの支払いを滞らせないよう注意し、信用度を高めるべきです。もし過去に支払いが滞ったり、クレジットカード会社のブラックリストに記載されたことがある方は、事前に不動産会社やハウスメーカーの担当営業に相談してみましょう。

また、クレジットカードの分割払いや消費者金融からのキャッシングなど、ほかの借入がある場合は可能な限り、完済してから住宅ローンを申し込むようにしましょう。

 

住宅ローン審査に落ちてしまう理由は、年収や返済比率、年齢、個人信用情報などさまざまです。万が一、住宅ローン審査に落ちた場合でも、他の金融機関に審査を申込む、頭金を増やして借入額を減らしたり、ペアローンや収入合算といった別の方法で対応できる可能性もあります。

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